メディアから相変わらず毎日未成年の殺人、自殺、子殺し、心中など教育や家族の問題を考えさせるようなニュースを流されています。
そういえばボストンでカウンセラーをしていた時、クライアントが夜落ち込むニュースが多いのでニュースは見たくないと言っていました。今の日本はまさにアメリカ社会と似ていて毎日悲惨なニュースが洪水のように流されています。そこで、前にも言ったように大人たちは問題の原因を探らずにはいられず、あれこれと理由とジャッジとつけたがります。
ひょんなことで、教育評論家の芹沢俊介さんの「養育を考える会」に参加することになりました。芹沢さんは大人の目線よりも子どもからの目線を大事に、今子どもたちに何が必要かを訴えています。最近芹沢さんは『もう一度親子になりたい』(主婦の友社)を出版されました。芹沢さんは
「親が子どもに求めること」と、「子どもが親に願っていること」の間のひらき
を指摘し、親子になるとはどういうことかを提案しています。
この本では里親と養子の家族関係から広い意味における親子とは何か、本当に意味で親子になるためにはどうしたらよいかなどが語られています。NHKの朝の連ドラでも里親をテーマにしたドラマが始まりましたね。
今、カウンセリングでも多くの親が子どもについてのことで相談に来られています。その中でも、個人としての感情と親としての理性とのバランスに戸惑っている方が多いように見受けられます。「自分が子どもがほしい」のと「親になる」との間には大きなギャップがあることを心得ておかねばなりません。
アメリカでは養子、再婚、連れ子などが複雑に絡み合った家族が多くいて、私たちカウンセラーは二人や三人がかりでひとつの家族をセラピーしていくことが往々にしてありました。そこまで日本がオープンになるかどうかは別の問題として、大人たちがもっともっと自分自身のことや子どもたちのことなど洞察を深め、子どもたちを地域やコミュニティーで守り育てて行く事がこれからの日本にも大切な課題となっているのではないでしょうか。



